2019年年末、長崎市の長崎駅に到着したところからです。
ただ今回は、旅行の記録というより、長崎電気軌道のお話になります。
もくじ
長崎市の中心部では、長崎電気軌道の路面電車が走っています。
長崎駅が街の中心から少し遠かったり、
それぞれの観光地が微妙に離れていますし、
長崎といえば路面電車という有名さもあるので、
利用する機会は非常に多いでしょう。
路線と系統
5つの路線が存在し、運転系統も5つ存在します。
路線と系統はイコールではありません。
利用者としては、路線を意識することはほぼないと思うので、
系統を気にしておけば良いでしょう。
5つある系統のうち、2号系統を見かけることは、まずありません。
4号系統も観光では利用機会が少なめだと思います。
よって、1号系統・3号系統・5号系統を抑えておけば、
主要な観光地を周るのには困らないかなと。
1号系統と3号系統
長崎駅以北では、1号系統と3号系統を区別する必要はありません。
例えば長崎駅にいて、平和公園や原爆資料館へ向かうのであれば、
系統を気にせず乗れば良いです。
一方、長崎駅より南では、ルートが異なります。
観光目的であれば、3号系統を使う機会はぐっと減るかもしれません。
ただ、たとえば長崎駅から眼鏡橋へ向かう場合、
3号系統にて市民会館で下車すると、乗り換えなしで行けますし早いです。
1号系統は出島・中華街・浜町へ行けますし、
5号系統への乗り換えという役割も持つので、
こちらに乗ることがおそらく多くなります。
5号系統
観光では、5号系統も使うと思います。
新地中華街(旧・築町)にて、1号系統との乗り換えが可能です。
たとえば長崎駅からグラバー園や大浦天主堂へ行きたい場合、
まず1号系統の崇福寺(旧・正覚寺下)行きに乗車、
新地中華街にて下車(現金払いであれば、乗り換える旨を運転手さんに伝える)、
5号系統の石橋行きに乗車、
となります。
ちなみにグラバー園へ行く場合、
大浦天主堂より石橋から行くほうがラクです。
観光地感は減りますが、下り坂になるのです。
運賃関連・モバイル乗車券
運賃は大人130円、だいぶ安いですがこれでも値上げしています。
また、乗り放題の乗車券類も存在します。
一日乗車券
500円で1日乗り放題になります。
4回以上乗るのであれば、こちらの方が安くなります。
紙の一日乗車券は、車内で販売していないので要注意。
なお、スマホで使えるモバイル一日乗車券も存在します。
24時間乗車券
2018年に誕生したもので、600円で24時間乗り放題になります。
5回以上乗るのであれば、こちらの方が安くなります。
モバイル版しか存在しませんが、スケジュールによっては大変おすすめできます。
私は今回これを使い、利用終了の11分前まで、大いに使わせていただきました。
ICカード
2019年時点では、長崎スマートカードのみ利用可能でした。
しかし、2020年からnimocaの導入により、SuicaやPASMO等も使える見込みです。
注意点
停留場の名称
2018年に停留場の名称が変わりました。
松山町や浜口町が平和公園や原爆資料館に、
築町や正覚寺下が新地中華街や崇福寺に、
などの変更です。
各観光施設の案内や地図では、
名称変更の対応が間に合っておらず、
古い停留場名が書かれていることがあります。
いずれ修正されるとは思いますが、
今しばらくの間は、旧名も頭に入れておくと良いかもしれません。
個人的には、生活感を感じる旧名の方が好きですが、
松山町や浜口町だとわかりにくいのも確かなので、
素直に受け入れています。
乗車したら
まず、前方後方どちらでもいいので、車内の奥のほうへ入りましょう。
時期・時間帯によっては非常に混雑します。
降車に不安を感じるかもしれませんが、
観光で降車する停留場では、たいてい多くの人が降りますし、
運転手さんは降車客をちゃんと見てくれています。
また逆に、座席が空いていれば座りましょう。
鉄道と比較し、加減速やカーブがきついです。